匿名加工情報の作り方は、平成27年9月9日に公布された「個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律」(以下「改正法」)の第36条第1項で、個人情報保護委員会規則で定める基準に従い、匿名加工情報への加工を実施することが求められています。

ただし、現時点で個人情報保護委員会規則は未公表ですので、具体的な加工方法は不明ですが、具体的に想定される一般的な加工法を6つご紹介します。

  1. 本人識別情報の削除:氏名、住所、生年月日、性別等の全部または一部を削除すること(例:生年月日から月日を削除して生年だけにする)。
  2. グルーピング:詳細項目を一定のまとまりや区分に置き換えること(例:生年月日を年代に置換)。
  3. 識別子の削除・置換:個人識別符号(政令で定める)や患者ID等の識別子を削除・置換(例:保険証の記号番号をハッシュ値に置換)。
  4. データの交換:匿名加工データベース等に含まれる複数者間の分析対象データを入れ替える(例:疾患名を入れ替える)。
  5. 誤差を付加:分析対象のデータに一定のノイズを付加する(例:血糖値に10mg/dL以内の誤差を加える)。
  6. トップコーディング:分析対象のデータの平均から大きく乖離するデータ群をまとめる(例:血糖値が80mg/dL以下のデータをまとめて「80mg/dL以下」とする)。

匿名化の手法は、単独で使われるのではなく、複数の手法を組み合わせて有用性を損なわないように加工することになります。

以上

0039_一般的な匿名加工情報の作り方